年末年始になると「今年の顔」「来年のブレーク予想」と題して、タレントや俳優を取り上げる特集が増える。ので、それに乗っかってみることにした。2024年はたくさんの方を取材させてもらう機会に恵まれたので、“ますますの活躍を願う”という意味で勝手に今年ブレークを期待する俳優について書く。
俳優として注目したいのが尾碕真花(24)。NHK連続テレビ小説「虎に翼」で、主人公・佐田寅子(伊藤沙莉)が2人目に恋をする星航一(岡田将生)の娘・星のどかを演じた。作中では怒りや寂しさ、時折にじむ優しさまで、心情が変化するグラデーションを自然かつ温度感たっぷりに表現。心揺さぶられた視聴者も多く、記者もその1人。ここ数年朝ドラは見ていなかったが、取材したことも相まって尾碕の存在が気になり、毎話食い入るように「トラつば」を見た。
昨夏にインタビューをしてインパクトに残っているのが、“NGなし”発言。自身の役者としての強みを聞くと、少しの時間「う~ん」と悩んだ末に「NGがないことです」と笑みを浮かべた。「老けメークをするのが嫌とか、変顔をするのが嫌とかもないです」とし「お芝居が好きだからこそ、自分がそんなに目立ちたくない。私は役が目立ちたい人なので、自分が汚くする分には抵抗がないです」とその思いを言葉にした。役のためなら、丸刈りのような大幅なビジュアル変更も「ためらいはないです」と返答。体形に変化をつけることにも、役や作品のためなら大きな抵抗は持たないという。もちろん事務所NGはあるのかもしれないが…。
放送中のMBS系「コールミー・バイ・ノーネーム」でテレビドラマ初主演を飾ったばかり(工藤美桜とダブル主演)。芝居に熱意と愛を持つ尾碕に敬意を込めて、今年の個人的最注目女優とさせていただきます。【望月千草】



