クロスバー直撃の渡邊センス(41)が9日、東京地裁で行われた写真週刊誌「フライデー」発行元の講談社に損害賠償や訂正記事を求めた裁判の尋問に出廷し、終了後に報道陣の取材に応じた。「フライデー」編集者らへ「間違った記事を何度も拡散されて、あなたは私の気持ちを考えたことはありますか」と直接訴えるなど「言いたいことは伝えられた」と振り返り、「書いたもの勝ちではなく、動く時は動かないといけない。何かのきっかけになれば」と力を込めた。

昨年6月の第1回口頭弁論以降はオンラインで7度の弁論準備等を行い、渡邊自身も約1年3カ月ぶりに法廷に立った。自身と講談社側の編集者の尋問を約2時間10分ほど行い、判決日が11月25日に決定。「疲れましたね。裁判を通していろんな感情が出てきたので」と振り返った。

尋問後には裁判長の指示で和解へ向けた話し合いも行われ、講談社側から一定の金銭支払いと謝罪の文言を出すことなどが提案された。講談社側はいったん持ち帰り、10月2日にオンラインで和解協議を行うことにもなった。渡邊は「はっきりとした謝罪と、やったことへの責任をもってほしい。裁判では自分の気持ちも全部出しました。悔しさから、うるっとくることもあった。こういうことで書いたもん勝ちということではなく、動く時は動かないと世の中も動かない。何かのきっかけになればなと思います」と話した。

裁判は、ダウンタウン松本人志(61)が昨年末に「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられたことを発端に、その関連として「フライデー」が18年実施の松本と渡邊らの酒席に参加した女性への対応をめぐる記事を掲載したことに渡邊が名誉毀損(きそん)などの訴えを起こしたもの。松本も「週刊文春」に対し、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文藝春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしていたが、24年11月8日に双方合意のもとでの終結を発表。渡邊の裁判はそのまま継続されていた。

渡邊は松本とも連絡を取り合っているといい「内容は言えないです。何が終わりかはそれぞれの感じ方だと思いますが、最終的にみんな笑えるようになれば。こうした裁判がいつかエピソードトークにできるようになれば。経験としてためていますし、そういう日がくればいいな」と語った。

記事掲載後の影響について聞かれた際は涙をみせる場面もあった。「いろんな悔しい思いもしてきたので。救ってくれている方もいて、そういう人のことも考えていて気持ちが出ちゃいました」。「フライデー」編集者とも対面して主張を聞き「相手方の気持ちも分かった。悔い改めてほしい。こちらの気持ちも少しはわかってほしいなと思うし、相手の気持ちも分かりました」と振り返った。

また、渡邊の代理人を務める栗原正晴弁護士は「裁判所も金銭の支払いと謝罪かという和解の話をしているので、結論は見えている。あとはむこうが何と言ってくるかですよね」と語り、条件次第では和解に応じる構えを示した。