NHKは24日、来春スタートの26年度前期連続テレビ小説「風、薫る」の新キャストを発表し、初の朝ドラとなる研ナオコ(72)らが出演することが決まった。

ドラマは、女性の職業が確立されていなかった明治期に、同じ看護師養成所を卒業し、「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」と呼ばれて新たな風を巻き起こした実在の人物、大関和さんと鈴木雅さんの2人の半生がモチーフ。見上愛が大関和(ちか)さんがモデルの一ノ瀬りん役、上坂樹里が鈴木さんモデルの大家直美役。田中ひかる氏の著書「明治のナイチンゲール 大関和物語」を原案とし、作者の吉澤智子氏らがオリジナル要素も加えながら描く。

研は朝ドラ初出演で、謎に包まれた神出鬼没の占い師、真風(まじ)を演じる。「最初にお話をいただいた時、『私に?』って耳を疑いました。この役に私を指名していただけたと言う事は大変光栄なことです。そして芸能界デビュー55周年目という縁を感じました。自分の経験と勘を発揮できるよう一生懸命務めさせていただきます」と意気込みをコメントした。

さらに、同役について「明治時代という激動の時代を生き抜いた主人公を不思議な角度から見守っていくという役どころです。この作品を通じて新しい時代の風を感じてもらえればと思います」と伝えた。

ほか多部未華子(36)、髙嶋政宏(59))らの出演も発表された。多部は09年「つばさ」以来17年ぶりの朝ドラ出演で、“鹿鳴館の華”と呼ばれた時代を象徴する貴婦人の大山捨松役。髙嶋は捨松の夫で後に初代陸軍大臣となる大山巌役を務める。