歌舞伎俳優坂東玉三郎(75)が11月25日に都内で「第22回タニタ健康大賞」を受賞しました。取材で「ここ50年で3回しか休んでいない」という健康維持の秘訣(ひけつ)を明かしました。
食事は毎朝飲む小松菜ジュースが不可欠。「かんきつ類を入れて飲みます。ビタミンが豊富で抵抗力が付く。でもまずい」。そして「皆さんは飲めないと思います」と苦笑します。19歳から継続している柔軟体操は毎日20~30分やっています。「舞台は遠くから見ても姿勢が分かるから気を付けている」そうです。確かに背骨はピンと伸びています。
何度も繰り返したのが「昼寝」の効用でした。「朝ご飯を食べてノンビリしたら昼寝です」。聞いた瞬間に「それは昼寝じゃなくて“2度寝”じゃないのかいっ!」とツッコミを入れたくなりました。昼寝をすると「思考が新しくなる。困ったことがあっても1度寝ると何ともなくなる」そうです。「舞台中も10分でいいから昼寝をします。ベッドで電気を消して30分。疲れていると40~50分は寝ちゃう。長い時間の昼寝はいけないと言われるけど私は大丈夫」。キッパリと言い切りました。
夜の睡眠も大切にしています。「40歳までは10時間寝ていました。昔は11時間です」。11時間といえば1日のほぼ半分です。大リーグのドジャース大谷翔平投手(31)が「最高のパフォーマンスを発揮するのに必要」だとして、1日に10時間の睡眠を取っているエピソードは有名。そうです。大谷と良い勝負なんです。
睡眠中は明かりを消すそうです。「舞台は常に明かりに照らされているので暗いところが好き」。そして「心は明るく電気は暗く」とキャッチーな決めぜりふまで口にしました。
人間国宝で歌舞伎界を代表する立女形は真面目な人柄ながら、どこか人間くさくておちゃめ、かつ愛嬌(あいきょう)たっぷりです。【松本久】



