政治ジャーナリスト田﨑史郎氏が27日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜午前11時30分)に出演。国民民主党が自民党と連立政権を組む可能性に言及した。

自民と国民民主は18日、年収の壁を178万円に引き上げることで合意。国民民主玉木雄一郎代表は自民との関係について「ともに関所を乗り越えることができた。この先の連携のあり方は新たな展開に入っていく」と発言し、国民民主の連立入りが取り沙汰されている。

田﨑氏は、高市政権と国民民主の関係を「“事実上の閣外協力”だと思う」と指摘。先週玉木氏と面会した時の話として「『予算案に賛成する』と明確に言われた。予算案に賛成するということは、内閣不信任案には反対するということにつながる」とし、「予算案に賛成で内閣不信任に反対ならば、通常閣外協力。閣僚は出していないけども、その政権には協力するということ」と説明した。

また「玉木さんにこれは閣外協力でいいんじゃないでしょうか?と申し上げたところ、『合意書があるわけじゃないので、そこまでは言えません』と言われるので。じゃあ“事実上の閣外協力”ならいいですかと聞いたら、『まあまあ』ということなので。それで“事実上の閣外協力”と呼ぶことにしました」と玉木氏とのやりとりを明かした。

松尾由美子アナウンサーから「『事実上の』が取れることもこの先ある?」と合意書を交わした上での連立入りについて聞かれると、田﨑氏は「僕は(可能性は)低いんじゃないかと思う。今のままやっていかれて、連立に参加することはないだろうと」と想像。その理由について「憲法66条の規定の制約を受けることになる。『内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負う』とある」とし、「閣僚を派遣したらその内閣は国会に対して責任を負うので、違うことを閣内で言ったら閣内不一致になる。閣内に入らない方がいい」と私見を述べた。

また「実際に自民党と連立を組んだ政党は全てなくなるか、衰退している」とも語り、「自民党は権力を維持する政党ということには優れているけど、他の政党の勢いを吸収しながら生きのびているような気がする」と見解を語った。