女優の松島トモ子(80)が30日、ブログを更新。1月1日に肺がんにより81歳で亡くなった、フリーアナウンサー久米宏(くめ・ひろし)さんを追悼した。

久米さんと親交のあった松島は「久米宏さんの死は、まだ生々しく受け入れることが出来ない。本当なのだろうか。テレビの速報を見た時は、ウソだと思った」と訃報を受けた率直な思いを吐露。「久米さんのことを冷たい人とか、孤高の人だという評もあるが、中身はとても優しい人だと思っている」としのんだ。

行きつけの美容室で会うことも多かったといい、「久米さんが最後にのぼった階段」や「久米さんが最後に座った椅子」の写真をアップ。「それはとても小さな美容室。お客様用の椅子が3脚、シャンプー台2つ、美容師ひとり。場所は都心の一等地だが、なにしろ古いビルなので3階まで急な階段を足でのぼる。久米さんは肺ガンの身で、最後まで3階まであがってきたのだ。苦しかっただろうなー」と思いをめぐらせた。

その美容室で一緒になると「美容室の鏡の前に2人並んで座り、面白い話をいっぱいしてくださった」と回想。母親の介護をしていた松島のことを久米さんは心配していたというが「あえて、母のことはお聞きにならなかったのは、彼の思いやりだろう」と推し量った。

また、「181cmの、久米さん 155cmの、私 同じ椅子なので目線が合うわけもない。キリンと話しているような私。足の長さは折り曲げるなり何とかなるだろうが、問題は上半身だ。座高が違う。それをクタクタとたたんで、同じ目線にしてくれた。なんて優しい人だ。私は大笑いしながら、心で泣いていた」と人柄がわかるエピソードをつづり、「ありがとう。ありがとう」と感謝。「永六輔さんが師であることは、久米さんも私も同じだが、出来上がりは今のところ差が激しい。でも、同じ師を持てたこと、いつまでも、誇りです」とつづった。