TBS山本恵里伽アナウンサー(32)が、キャスターを務める同局系「報道特集」(土曜午後5時半)の2日の放送に生出演。自民党の高市早苗首相が憲法改正に意欲を見せる中、改憲への考えなども記された過去のコラムを今年2月に削除したことについて触れた。

番組では憲法記念日を前に、高市首相が憲法改正、9条への自衛隊明記に意欲をみせている中、立憲民主党の小西洋之参院議員、共産党の山添拓参院議員らが反対するなど、賛否があることを報道。日本維新の会の馬場伸幸代表は逆に、自民党案では不十分として、自衛隊を「軍」と位置付けることを求めていることも伝えた。

その中で、議論の焦点のひとつとして「緊急事態条項」を指摘。自民党案では、内閣が非常時には法律と同じ効力を持つ「緊急政令」を出すことができるとの条文があると伝えた。

さらに高市首相の2000代の憲法審査会での発言なども紹介。高市首相が落選中だった04年に、雑誌「ディフェンス」に寄稿した論文の内容も触れた。論文で高市首相は、現行憲法が「GHQの関与を受けて制定された」とし、「独立した主権国家の国民としてのプライドにかけて、日本の心と言葉を持った憲法へ書き直すべき」と憲法改正を求めていることを伝えた。また、9条改正案について「日本国は自衛のための戦力(国防軍)を持てる」「日本国民は国防の義務を負う。有事の際(中略)私権の一部制限に協力する」などの文言を記したとした。また非常事態には「内閣総理大臣への権力集中」「国民の自由や権利の制限」が必要と書かれていることも報じた。

一方で番組では、高市首相がこれらの論文やコラムを公式サイトで公開していたが、今年2月に削除したことにも言及。高市首相は昨年11月には国会で「私はあえて、自分の政治家としての歩み、私の進歩も含めて、過去のコラムも、そして撤回したようなものも含めて、すべて掲載を続けております」としていたが、2月の衆院選前に、高市首相が消費税減税について「悲願」としていたことを、過去のコラムから検証する記事が出たタイミングで、コラムが削除された、とした。

山本アナは「高市氏の会見論文は、あくまで過去のものではありますけど、本人もおっしゃっている通り、政治家としての歩みであるわけで、憲法についてどんな考えを持っているのか知る、とても貴重な資料だともいえますよね」と指摘。日下部正樹キャスターは「今回、憲法改正を進める立場の、自民党の議員の方にも、直接話を聞きたいと思い、複数インタビューを申し込んだんですけど、日程の都合などで応じていただけませんでした」と明かした。