人気アイドルグループ「AKB48」の海外初の姉妹グループでインドネシアの首都ジャカルタ(JAKARTA)を拠点とする「JKT48」の最終オーディションが2日、ジャカルタ市内のホテルで行われ、13歳の在留邦人1人を含む第1期生28人が発表された。

 審査員で総合プロデューサーの作詞家、秋元康氏は記者会見で「(日本とは)文化、言葉、習慣、国民性などいろんな違いがあるが、今日オーディションして、必ず成功すると確信した」と強調。「日本は東日本大震災で非常につらい時期だが、JKT48は両国の一つの懸け橋になると信じている」と語った。

 JKT48は年内にもデビューの予定。同じく姉妹グループで台湾の台北を拠点とする「TPE48」も来年夏にデビューする。秋元氏によるとシンガポールやタイでも同様の姉妹グループを結成する予定という。

 「電通メディアグループ・インドネシア」内に設置された運営事務局は8月、交流サイト「フェイスブック」と短文投稿サイト「ツイッター」でオーディションを告知。応募資格はインドネシア在住者で約1200件の応募や問い合わせがあり、書類や面接で13~20歳の約50人に絞り、最終オーディションではダンスや歌の審査と面接を実施した。