NHK定例会長会見が5日、都内の同局で行われ、視聴率の好調な連続テレビ小説「あまちゃん」について、松本正之会長(69)が続編制作に期待を寄せた。

 松本会長は「私もそういうこと(続編)ができないのかなと内部で話した」と明かした。一方で「1回やった人が散り、また集めるのは難しいようだ。なので、今まで集めたものをうまく活用するとか、いくつか工夫して、せっかく好評を得ているプログラムなので、うまく活用できないかとみんなで話している」と紹介した。具体的には明かさなかったが、将来的に続編的な番組の放送はありそうだ。

 一方、大みそかの第64回紅白歌合戦にも言及。放送時間は昨年と同じく、午後7時15分から同11時45分に決まった。

 松本会長は「今年はテレビ放送開始60年を締めくくる年で、紅白歌合戦という名前の原点に戻って、紅組と白組の対戦というベーシックな図式を意識して行う。そこから生まれる臨場感、興奮、熱気、気迫という紅白の魅力を全国の人に感じてほしい」と語った。近年は歌の力、絆といったテーマを意識してきたが、浸透してきたと考えているという。