Berryz工房が2日、来春をもって無期限活動停止となることを発表した。事実上の解散となる。この日、東京・中野サンプラザで行われたハロー!プロジェクトのコンサートで、メンバーがファンに報告した。

 ライブ冒頭のトークで、メンバー7人がステージに集合。リーダー清水佐紀(22)が発表した。

 「ここで、みなさまにご報告があります。私たち、Berryz工房は、来年の春をもちまして、無期限の活動停止となります」

 ファン2200人が「ええええ~っ!?」と、どよめく中、清水は「1年くらい前から、メンバー同士、何度も話し合ってきました。みんな20歳を超え成人した今、お互いを尊重しつつ、自分たちの将来を含めて出した結論です」と説明。夏焼雅(21)は「ライブやイベントを通じて、ファンのみなさまからの声援が私たちの力になってきました。みなさんのおかげでここまで活動してくることができました」と感謝した。

 菅谷梨沙子(20)は「まずはこの夏のハローのコンサートで、今までの、Berryz工房の、成長というか…」と涙ぐんだ。ファンから「頑張れ~!」と声援を受け、「Berryz工房、これからも頑張りますので、本当に、応援よろしくお願いします」と話し、拍手を浴びた。

 04年1月、この日と同じ中野サンプラザで結成が発表されてから10年がたった。あえて「活動停止」という言葉を選んだ理由については、嗣永桃子(22)が涙ながらに説明した。

 「Berryz工房は私たちの青春の全てで、本当に大切な存在です。『解散』という言葉にしてしまうと、その存在そのものがなくなってしまうんじゃないかって思いました。いつまでも心の中だけじゃなくて、残ってほしいなと思っていました。Berryz工房は私たちにとって宝物だし、みなさんにもそう思ってほしいなと思って、活動停止という言葉を選ばせていただきました」

 司会のまこと(45)から「一部では、不仲説もありますが…」と尋ねられると、徳永千奈美(22)が「グループ愛はどのグループよりも強いですけど、仲がいいか悪いかって言ったら、普通ですね。普通が一番!」と笑った。