俳優堺雅人(40)が22日、都内で行われた生仕立て麺「サッポロ一番

 頂(いただき)」(サンヨー食品)新CM発表会に出席した。TBS系連続ドラマ「半沢直樹」の大ヒットを受け、堺は同社社長から「トレンディードラマの頂点に立つ『頂』俳優」と紹介されて登場した。「『頂俳優』と言われて、いろいろな言い方があるものだなと思いました」と照れ笑いした。

 「ラーメンは好きです。外でも食べますし、家で作ったりします」とラーメン好きであることを明言。「冷蔵庫の余り物を入れて、自分なりのラーメンを食べるのもすごくいい。これからの季節は鍋のシメとして食べたいですね」と次々と提案した。

 新CMは「喜」「怒」「哀」「楽」の4編。自身がラーメンを勢いよくすするCMを見終えると、食べ方について独自の分析を口にした。「ラーメンは肺活量ですね。勢いで吸わないといけない。セリフは吐いてばかり。セリフも吸ってから吐かないといけないんだなと思いました」。

 09年主演映画「南極料理人」ではラーメンの麺を打つシーンに臨んだ。「ラーメンを麺作りからやると大変。ここまでこだわった麺を手軽に食べられるのは、麺から作った者としては奇跡のよう」。経験からも商品のおいしさに感心した。無数のフラッシュが光る中、商品試食も行った。「人前でずるずる食べるものじゃなくて、家でゆっくり食べるもの。落ち着いて食べられない」と苦笑いした。

 現在は放送中のフジテレビ系連続ドラマ「リーガルハイ」の収録に臨む日々。会場に置かれた試食キッチンカーに目を留めると「これ、現場に来てくれないかな。現場の人々に振る舞いたいですね。専門キッチンを貸してくれれば、いくらでも作ります。みんなで食べたい。おなかをすかせたスタッフさんもいるので、みんなに配りたいです」。主演俳優ならではの気配りをのぞかせた。

 商品名にちなんで「頂きたいもの」を聞かれると、「つぎのお仕事」と書き込んだ。「次のお仕事や現場、セリフをありがたくいただきながら、仕事を続けていきたいと思っています」と笑顔を見せた。CM4編は28日から放送開始。