こんにちは。今週のコラムは、先週に引き続きホー騎手についてお話をしたいと思います。

先週は小倉競馬場で騎乗しましたが、ホー騎手と私にとっては人生初の地。金曜日の夕方に馬場を一緒に歩き、事前に確認してから競馬に臨みました。驚いた事は、調整ルームと検量室の間をマイクロバスやタクシーがピストン移動するほど遠いという点です。他の競馬場は徒歩圏内なので、いかに遠いか想像がつくと思います。

そして結果は12鞍騎乗し、2勝2着2回3着1回。初めての小倉競馬としては上々の成績だったと思います。その中で小倉記念のヒンドゥタイムズは10番人気で2着と、ファンの皆様に少しインパクトを残せたかなと感じます。

ホー騎手にとって特に印象が強かったのは、新馬戦で騎乗したバルサムノートだったようで、レース後この馬の能力に興奮をしている様子でした(笑い)。追い切りに騎乗した時は、内にモタれる面を見せるなど少し幼い印象でしたが、レースでは完璧な走りをしてくれた事に驚いていました。私はこれまで数人の外国人騎手に関わってきましたが、2歳や3歳新馬戦で素晴らしい才能と出会い、日本競馬のレベルの高さを感じるという点は、どの騎手にも共通していると思います。ホー騎手は今週も引き続き小倉競馬場で騎乗予定なので、応援をお願いします。

話は変わりまして、フランスのドーヴィル競馬場で行われたジャックルマロワ賞にバスラットレオンが出走しました。7着と残念な結果となりましたが、まずは、人馬のここまでの挑戦を労ってあげたいと思います。レース後の矢作先生のインタビューで「リベンジをしに行く」という言葉を聞き、私もまた気を引き締めて海外へ戦いに行こうという気持ちになりました。日々精進の気持ちで、今後も頑張ります。(レースホースコーディネーター)

小倉10R 柳川特別 1着のウィンドリッパーとC・ホー騎手(8月13日、撮影・屋方直哉)
小倉10R 柳川特別 1着のウィンドリッパーとC・ホー騎手(8月13日、撮影・屋方直哉)
小倉5Rを制したバルサムノートとホー騎手(8月14日、撮影・屋方直哉)
小倉5Rを制したバルサムノートとホー騎手(8月14日、撮影・屋方直哉)
小倉5R 2歳新馬 1着のバルサムノートとC・ホー騎手(8月14日、撮影・屋方直哉)
小倉5R 2歳新馬 1着のバルサムノートとC・ホー騎手(8月14日、撮影・屋方直哉)