千葉黎明が初の準決勝進出を果たし、創部101年目にして春夏通じ初の甲子園出場を確実なものとした。監督就任3年目の中野大地監督(37)は「最後までウチらしい野球ができた」と、笑顔で振り返った。
中野采配が勝利を引き寄せた。「(山梨学院)先発の藤田蒼海投手は2回戦、西武台先発の投手とは正反対で速い。全員、バットを指1本短く持たせた」。追い込まれてからもファウルで粘って球数を増やし、四球を奪った。初回、4四球と敵失を絡めて無安打で2点先制するなど9四球で好機をつくり、内野の間を抜く安打でしぶとくつないだ。
「相手のミスに付け込むことができて。状況での守備は練習してきた」と、試合中は「かけ声」「ポジショニング」「とれるアウトをとる」と声を合わせた。先発の飯高聖也投手(1年)は「調子が悪かった」と、3回1/3を4安打されるもバックが好守で盛り立てた。強豪、山梨学院にも「県大会と同じ雰囲気で自分たちのできることをやれば絶対に勝てるよ」と、1歩も引かず。スター選手はいない。地元の選手ばかりも、徹底力を磨けば甲子園はつかめる。「みんなが楽しそう、喜んでいる姿がうれしい」と中野監督。一戦ごとに成長を続ける選手たちを笑顔で見つめた。【保坂淑子】

