秋田の祭りと掛けまして、竜の若手捕手と解く。そのココロは…。中日達川光男チーフバッテリーコーチ(59)が8日、若手捕手にハッパを掛けた。チームは今日9日からのヤクルト2連戦に向けて秋田・こまちスタジアムで調整。ところがグラウンドに谷繁兼任監督の姿はなかった。体調不良で練習を欠席というまさかの緊急事態。病院で診察を受けた結果、微熱はあったが幸いなことにインフルエンザではなかった。

 采配に影響はなさそうだが、最近ペースを上げてきた先発マスクは外れる見込み。今日9日は松井雅の先発が濃厚だ。達川コーチは東北3大祭りの「秋田竿燈(かんとう)まつり」とかけて「監督のこと考えると明日(マスクを)かぶったやつは最後までイカンと。最後までマスクをかぶることが監督にとっても薬になる」と力説。指揮官が安心してタクトを振るため、先発「完投」捕手の出現を願った。

 今季チームトップ、先発22試合の松井雅は「もちろん、出る試合はすべて最後まで出たい。しっかりと準備をして臨みたい」と表情を引き締めた。2年目桂にとってはヤクルトはプロ初出場&初本塁打を記録した縁起のいい相手。「自分の持っている以上のものは出来ない。自分の出来ることを出したい」と気負いはない。借金2を東北秋田で完済できるか。「竿燈」ならぬ「完投」捕手がチームの窮地を救う。【桝井聡】

 ◆秋田竿燈(かんとう)まつり 毎年8月上旬に秋田市内で行われる竿燈を用いた祭り。宝暦年間(1751~1764年)に真夏の病魔や邪気を追い払い、身を浄める行事が由来とされる。「竿燈」とは竹を組んでちょうちんをつるしたもの。国重要無形民俗文化財に指定されており、青森ねぶた、仙台七夕とともに「東北3大祭り」の1つとされる。