ヤクルト畠山和洋内野手(32)が、本塁打キング独走だ。1点を追う2回1死走者なし。楽天先発菊池の外角スライダーを、完璧に捉えた。「甘い球だったが、打ち損じることなく、自分のポイントで打つことができた」と鋭いライナー性の15号ソロを左翼席中段に突き刺した。6月に入り3試合で4本目。3戦連発弾で、DeNA筒香との差を4に広げた。
記録を伸ばしながらも、一抹の不安を抱える。「タイミングは取れているけど、軌道はよくない。いまだに完璧なものは分からない。絶対にこれだというスイングは出来ていない」。理想を追い求めるため、打席の中で細かな努力を重ねる。体の開き具合。タイミングを取る際の吐く息の長さ。日々、微調整は欠かせない。
それでも、空砲に終わった。救援陣が踏ん張れず、2カード連続で負け越した。1点を追う7回から登板した2番手の松岡は、1死から連打と四球が絡み3失点。4番手の徳山は、2回を3安打と2四球で2失点と苦しんだ。真中満監督(44)も「(畠山は)なかなかね。でも他がつながらなかった。(徳山は)どんな準備をしていたのか疑うくらい」と顔をこわばらせた。畠山の孤軍奮闘ばかりが目立った。【栗田尚樹】



