日本ハム大谷翔平投手(21)に、奇跡の大逆転Vへ向けた条件付きの登板プランが組まれる可能性が6日、浮上した。次回は中7日で10日ソフトバンク戦(札幌ドーム)に先発。その次は優勝の望みを残していれば中10日以上を空けて21日からの同3連戦(同)に再び投入することを検討。ハーラー単独トップ13勝の右腕エースを最後までライバルへぶつけ、わずかなチャンスを追うプランだ。

 独走するソフトバンクに食らいつかなければ、とっておきの策は繰り出せない。厚沢投手コーチは「状況次第では(21日からのソフトバンク3連戦で)投げない」と説明。仮に明日8日からの直接対決で3連敗するなど、現状よりさらにゲーム差が広がり、追い込まれれば臨機応変にプランを変更。17日ロッテ戦(QVCマリン)か19日からの西武2連戦(札幌ドーム)へ回る可能性もある。残り21試合で10・5差。現実的に厳しい数字だが、栗山監督は「諦めていない」。可能性が消滅するまでの最善策を、ギリギリまで練っていくことになりそうだ。

 この日はオリックス戦が雨天中止となり、大谷は神戸市内の室内練習場で全体練習に参加。「(雨天中止は)切り替えて頑張ります。勝つことだけですね」と、まずは10日の先発へ向けて必勝を期した。栗山監督も「3連勝以外ない。目いっぱい、全員で準備していくだけ」と、早くも戦闘モードだ。思惑通り、ソフトバンクを追い詰めていければ、大谷の登板間隔を大幅に空けてでも大胆な策に打って出る。【木下大輔】