巨人ドラフト1位の桜井俊貴投手(22=立命大)が6日、川崎市のジャイアンツ寮に入寮し、北須磨高時代から大事に読み込む「ピッチングバイブル」を持ち込んだ。レンジャーズ・ダルビッシュが監修したものとオリックス金子監修の「変化球バイブル」(ベースボール・マガジン社)。自らの変化球の原点を傍らに、プロ生活をスタートさせる。

 全国にドラ1の力を証明した一戦も、この2冊が大きく関係した。昨年11月の明治神宮大会の東北福祉大戦、大会タイ記録の18奪三振をマーク。8個はチェンジアップで奪ったが、その握りや投げ方は「金子さんを参考に、プラス自分流で」完成させた。母幸子さん(53)も「家で熱心に読んでました」と記憶する“お宝本”。大好きなお笑い番組を見るための録画付きテレビとともに、欠かせなかった。

 用意された部屋は内海、木佐貫(現巨人スカウト)、岡本らが使用した「308号室」に決まった。入寮後は球団OBの松井秀喜氏が使用し、素振りで畳が擦り切れた「松井部屋」を見学。「偉大な先輩方がいるので、その方々に追いつけるように、しっかり結果を出していきたいです」と意気込んだ。【久保賢吾】