1軍復帰へ、また1つステップを踏んだ。右肘痛や腰痛で出遅れていた日本ハム村田透投手が8日、イースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)で今季初先発した。

初回に2ラン本塁打を浴びたが、2回と3回は3者凡退。3回3安打2失点で2敗目を喫したが、「初回はフォームのタイミングが合わず、しっくりこなかった。2回からは修正できたので、それを初回から出来るように」と振り返った。

最速143キロの真っすぐには手応えを得た一方で、変化球の精度は納得できなかった。「技術面はまだ2軍レベル。これじゃ、1軍での結果は見えている」。厳しい自己採点は、1軍のマウンドを見据えられるようになっているからこそ。体調はすでに万全。この日は34球で降板後、ブルペンで約20球を投げて調整した。ここからは実戦での球数やイニング数を伸ばす段階に移る。「早く(1軍の)あの輪に加わりたい」と来る日に備えていく。