オリックス西村徳文監督が3日、来季が高卒2年目の太田椋内野手と宜保翔内野手に「遊撃奪取令」を出した。

「1軍のレベルもわかったと思う。ポジションを競争することでチーム力の底上げにもつながる」

遊撃には安達がいるが、体調面を考慮すると1年間試合に出場することは難しい。そこで指揮官の期待は太田と宜保だ。「チャンスは十分にある。(遊撃奪取の)可能性だってあると思う」と競争意識を高めた。

太田は今季6試合に出場。16打席でヒットは出なかったが「(長所は)バットが振れるところだと思う。基本から大切に(秋季キャンプも)やっていきたい」と意気込んだ。今季プロ初ヒットを記録した宜保は「まずは体を強くしたい。守備の積極性を見てほしい。深い位置からのスローイングや、前の打球への入り方」と闘志を燃やす。有意義な秋にしたい。