メジャー通算282本塁打を誇るオリックスの新外国人、アダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックスFA)が、関西空港に到着した。2年800万ドル(約8億8000万円)に出来高200万ドル(約2億2000万円)の大型契約を結んだ新主砲で、吉田正との主軸コンビが期待される。

午後6時35分に関空ロビーに姿を見せたジョーンズは、会見に同席するファン100人と球団マスコットのブルとベルからの歓迎を受けた。その後、会見場のホテルに移動したが、待ち受けたファンにもみくちゃ。サインや写真を求めるファンに追いすがられながらも、時間が許す限り、サインにも応じた。

警備にあたる関係者には「気をつけてね」と気配りを見せながらホテルに移動した。

その後の会見では「非常に温かく迎えていただいた。子どもに戻ったような気持ちで飛行機に乗った。いろんな方に温かく迎えていただいた」とまず、ファンや関係者への感謝を語った。

メジャーでは7年連続25本塁打以上、通算1939安打、球宴5度出場と抜群の実績を誇り、獲得を決めた際に福良GMは「インコースのさばき方はうまいし(日本の野球にも)対応できると思う」と期待の大きさを語っていた。2月1日からの春季宮崎キャンプに参加する。

◆アダム・ジョーンズ 1985年8月1日、米カリフォルニア州生まれ。03年ドラフト1巡目(全体37位)でマリナーズ入団。06年デビュー。08年オリオールズ移籍後は主力として活躍し、球宴5度選出、ゴールドグラブ賞4度、13年シルバースラッガー賞。昨年3月にダイヤモンドバックスと1年300万ドル(約3億3000万円)で契約。メジャー14年間で通算1939安打、282本塁打、945打点。13、17年WBC米国代表。188センチ、98キロ。右投げ右打ち。