ロッテが14日、有吉優樹投手(30)との交換トレードで、DeNA国吉佑樹投手(29)を獲得した。

まさかの縁になった。国吉は19年4月6日、デーゲームの巨人戦(横浜)の5回に、自己最速となる161キロをマークしている。

その約1時間前、同日午後2時25分に奈良県内でそれを上回る驚異的な球速が計測されている。岩手・大船渡高の佐々木朗希投手(当時17)が、高校日本代表1次候補合宿の紅白戦で、高校生歴代最速の163キロをマークした。

佐々木朗の163キロは翌4月7日に日刊スポーツ東京本社版の1面記事に、国吉の161キロは同3面記事になった。あれからちょうど800日、2人の速球王がロッテでチームメートに。ともに190センチを超える長身右腕。相乗効果も期待される。【金子真仁】