西武松坂大輔投手(40)が今季限りで現役引退することが6日、分かった。 横浜高で甲子園を沸かせ「平成の怪物」と呼ばれ、松坂と同い年(1980年度生まれ)の選手にはプロ入りする逸材が多く、「松坂世代」と呼ばれた。野球界だけでなく、各方面から引退発表にあたり多くのコメントが寄せられた。


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日米通算170勝「平成の怪物」がユニホームを脱ぐ…



コメント集

横浜高恩師の渡辺元智氏「勇気を与えた」松坂大輔の栄光と挫折の姿

98年8月、夏の甲子園準々決勝横浜-PL学園戦で渡辺監督(左)の指示を聞く松坂
98年8月、夏の甲子園準々決勝横浜-PL学園戦で渡辺監督(左)の指示を聞く松坂

「ソフトバンク王会長「本当に記憶に残るすごいピッチャー」松坂引退

06年WBC、試合後の会見で握手する松坂大輔(左)と王貞治監督
06年WBC、試合後の会見で握手する松坂大輔(左)と王貞治監督

イチロー氏 松坂大輔引退に「高め合えた唯一の投手。ありがとう」

レッドソックス松坂と対戦するイチロー(2012年10月3日)
レッドソックス松坂と対戦するイチロー(2012年10月3日)

マリナーズ菊池雄星、レッズ秋山翔吾ら 松坂大輔引退に


大谷翔平が引退松坂語る「僕の実力では難しい」真剣にまねたジャイロボール」

エンゼルス大谷翔平(20年2月撮影)
エンゼルス大谷翔平(20年2月撮影)

「昭和の怪物」元巨人江川卓氏 

「最初にその投球を直に見たのは、プロ初のキャンプ(99年)のブルペンでした。伸びのいいストレートとスライダーは今も記憶に鮮明です。高校で甲子園春夏連覇、西武で3年連続最多勝、メジャーでWシリーズ制覇貢献、それにWBCで2度のMVPなど、大きな舞台にはめっぽう強かった。それが松坂君が「怪物」と言われるゆえんだと思います。舞台が大きくなればなるほど自分の力は出しづらいものです。かくいう私も、最多勝のタイトルは2年連続(80、81年)で獲得しましたが、3年目は19勝しながら、他の投手に奪われてしまいました。もう1つ言えるのは、投手としての実力だけではなく、大きな舞台で戦える「運」を自分の側に引き寄せる力も持ち合わせていたことでしょう。運も実力のうち、ではなく、実力が運を引っ張り上げるとでもいうのでしょうか。(引退は)現役を続けることが難しくなったと、自分で納得したうえでのことだと思います。これからは、これまで野球人としていろいろな「夢」を実現させたノウハウを後輩たちに公開していってほしいと思います」


原監督「世界一は松坂の力が非常に大きかった」WBCエース松坂引退惜しむ


巨人原監督「大きな舞台でたくさん投げた投手」松坂大輔に“世界一の称号”

WBC日本代表候補合宿で練習開始前、原辰徳監督(右)にあいさつする松坂大輔(左)。中央は山田久志コーチ(09年2月)
WBC日本代表候補合宿で練習開始前、原辰徳監督(右)にあいさつする松坂大輔(左)。中央は山田久志コーチ(09年2月)

松坂大輔引退 Rソックス監督「すばらしい投手。情熱を持っていた」

ワールドシリーズチャンピオントロフィーを手にする岡島秀樹(左)と松坂大輔 (2007年10月28日) 
ワールドシリーズチャンピオントロフィーを手にする岡島秀樹(左)と松坂大輔 (2007年10月28日) 

巨人実松コーチ、松坂大輔と組んだ高校日本代表を懐古「最高に楽しかった」


松坂世代のソフトバンク新垣渚氏「夢を見せ続けてくれてありがとう」


森本稀哲氏

「帝京1年のとき練習試合で対戦したのが最初の出会いでした。同じ1年生同士で意識するものがありました。そのときから剛速球でしたが、一方でものすごくノーコンで結果はデッドボールでした。高校、プロ野球、メジャーを通じて同世代の先頭を突っ走り、自分も追い付こうと必死で練習しました。最初は「松坂世代」という言葉に悔しさもありましたが、今では光栄な気持ちです」


松坂大輔引退に“伝説”投げ合った日テレ上重アナ「お疲れ様」実況共演熱望

横浜対PL学園 対戦するPL学園・上重聡(手前)と横浜・松坂大輔(1998年8月20日)
横浜対PL学園 対戦するPL学園・上重聡(手前)と横浜・松坂大輔(1998年8月20日)

「松坂世代」現役の和田毅、松坂大輔引退に「気安く話すことはできない」

09年2月、WBC日本代表候補合宿でブルペン投球が終わり笑顔を見せる、左から和田毅、松坂大輔、藤川球児、ダルビッシュ有
09年2月、WBC日本代表候補合宿でブルペン投球が終わり笑顔を見せる、左から和田毅、松坂大輔、藤川球児、ダルビッシュ有

松坂大輔の1年目に衝撃受けた佐々木主浩氏「すごいピッチャー出てきたと」


Rソックス沢村 松坂大輔引退に「今でもスーパースター。憧れ続けてきた」


上原浩治氏、森本稀哲氏、G・G・佐藤氏らが松坂への思い吐露


上原浩治氏「ついに来たか。いろいろ比べられたなぁ」引退松坂大輔ねぎらう


ヤクルト内川聖一「思い出というより憧れでした」現役引退の松坂大輔語る

松坂大輔は左越え適時二塁打を放ち二塁上で内川聖一に声をかけられる(2006年5月19日撮影)
松坂大輔は左越え適時二塁打を放ち二塁上で内川聖一に声をかけられる(2006年5月19日撮影)

西武辻発彦監督、引退松坂へ「彼が歩んで来た道は素晴らしい限り」

ブルペンの西武松坂(右)に笑顔で声をかける辻監督(中央)と西口コーチ(2020年2月13日撮影)
ブルペンの西武松坂(右)に笑顔で声をかける辻監督(中央)と西口コーチ(2020年2月13日撮影)

松坂大輔引退、元西武G・G・佐藤氏は球捕れず「キャッチャーあきらめた」


引退松坂大輔に初弾浴びせた日本ハム小笠原道大ヘッド「心強い投手だった」

06年、松坂大輔は小笠原道大から空振り三振を奪い、マウンドで1回転する
06年、松坂大輔は小笠原道大から空振り三振を奪い、マウンドで1回転する

“松坂世代”巨人杉内俊哉コーチ「とうとうこの時が」引退表明の松坂に感謝


松坂引退 横浜で女房役の中日小山スカウト「常に世代トップで走り続けた」


上地雄輔「やっぱ少し…いゃスゲー淋しい」横浜後輩松坂大輔の現役引退

上地雄輔(左)、松坂大輔(2010年12月12日撮影)
上地雄輔(左)、松坂大輔(2010年12月12日撮影)

松坂大輔引退に日本ハム荒木コーチ「挙げればきりないほど悪いやつ。ただ…」


ソフトバンク工藤監督、引退松坂に「野球界のために尽力してもらえたら」


楽天石井GM兼監督

「18・44メートルの中であれだけ圧倒的な存在感を出せる投手はなかなかいない。○○世代という言葉ができたのは松坂くんからだと思う。僕で言えばイチロー、同学年にそういう中心選手がいるとみんなの励みになる。力が落ちたとか関係なく、彼のマウンドでの姿は今もすごくいい教科書なんじゃないかなと思います」


日本ハム栗山監督

「大輔には、いろいろなことを教わった。野球が変わっていく中で、新しい時代の象徴だった。下積みも大事だけど、それをすっ飛ばしてもいいような怪物が生まれる。そういう時代の先駆け。翔平(エンゼルス大谷)を育てるにあたって、省いて良い物と省いてはいけない物があるというのを示してくれた投手だった」


憧れ松坂大輔引退に日本ハム近藤健介「ずっと追っていた先輩」寂しがる


西武西口コーチ「これが本当に高校生の球なのかと」引退松坂大輔を回顧


井口資仁監督、松坂引退に「マウンドで投げる姿を楽しみにしていました」

ゴールデングラブ賞を受賞し中村紀洋(左)は松坂大輔(右前)、井口資仁と笑顔で談笑(2001年12月11日撮影)
ゴールデングラブ賞を受賞し中村紀洋(左)は松坂大輔(右前)、井口資仁と笑顔で談笑(2001年12月11日撮影)

里崎智也氏「1度も首を振られなかったのは勲章」WBCタッグの松坂大輔

WBCの台湾戦でボークを取られ失点した松坂は里崎(右)に対して苦笑い(2006年3月)
WBCの台湾戦でボークを取られ失点した松坂は里崎(右)に対して苦笑い(2006年3月)

DeNA三浦大輔監督「初めて人に『大輔』と呼んだのは松坂大輔が初めて」


“松坂世代”の巨人村田コーチ「今の村田修一をつくってくれたのは彼」


ヤクルト青木宣親「グイグイ引っ張っていった」WBC共闘松坂大輔の思い出

WBC決勝 日本対キューバ 記念撮影する前列左から川崎宗則、青木宣親、薮田安彦、上原浩治、後列左から松坂大輔、大塚晶則ら(2006年3月20日撮影)
WBC決勝 日本対キューバ 記念撮影する前列左から川崎宗則、青木宣親、薮田安彦、上原浩治、後列左から松坂大輔、大塚晶則ら(2006年3月20日撮影)

横浜vsPL激闘「松坂世代」ソフトバンク平石コーチ語る「大輔の人間性」

「マイナビオールスターゲーム2018」第2戦 全セ対全パ 試合前、記念撮影する全セの中日松坂大輔(左)と全パの楽天平石洋介監督代行(2018年7月14日)
「マイナビオールスターゲーム2018」第2戦 全セ対全パ 試合前、記念撮影する全セの中日松坂大輔(左)と全パの楽天平石洋介監督代行(2018年7月14日)

DeNA小池正晃コーチ「率直に寂しい」横浜高同級生松坂大輔の引退惜しむ


松坂大輔引退オリックス中嶋監督「つらかっただろうな」小谷野コーチも述懐


楽天岸

「小さいころからずっと見てきた方ですし、(西武で)一緒にやることはなかったですけど、何回か食事をしたりはあった。やっぱり西武のユニホームを着て投げるところを見たいなって気持ちです」


楽天涌井

「どれだけ背中を見てきたか、追いかけてきたか。これは横浜高校の投手にしか分からないこと。今でもまだ撤回してほしいと後輩たちは思っていると思う。投げ合いたい、対戦したいという願いは誰よりも強く持っていた。それがかなわなかったのは残念だけど、先輩もそう思ってくれていたということを聞いてすごくうれしかった。松坂さんから託された名球会へのチャレンジを果たすことが恩返しになると思う。引退試合は楽天戦でやってほしいです。今までありがとうございました」


楽天後藤2軍打撃コーチ(横浜高の同級生)

「本人と連絡を取る機会があり、この先のことや現状などは聞いていましたが、その中でまだまだ復活するという覚悟も感じていました。寂しい気持ちもありますが、松坂自身が出した答えですし、今まで僕らには計り知れないほどの苦労をしていたと思いますので、プロ野球人生の残り限られた時間を最後は楽しんでもらいたいですね。松坂の選手としての活動が終わるときまで、お疲れさまは取っておきたいと思います」


妻夫木聡、友人・西武松坂の引退ねぎらう「松は永遠に俺たち世代の誇り」

妻夫木聡(2021年7月撮影)
妻夫木聡(2021年7月撮影)

元フジテレビアナ田中大貴「松坂大輔がいない人生なんて考えられない感謝」