K-1フェザー級の新王者・江川優生(21=POWER OF DREAM)が25日、来年に向けて気持ちを新たにした。

24日に横浜アリーナで行われた「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」(日刊スポーツ新聞社後援)での、第3代同級王座決定トーナメントで、3連続1回KO勝ちの離れ業を演じて優勝した。都内で一夜明け会見した江川は、さらなる精進を誓った。

1回戦はホルヘ・バレラ(25=スペイン)を1分49秒、準決勝はアーサー・メイヤー(28=フランス)を2分52秒、決勝はジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム(18=タイ)を58秒で仕留め、3試合の合計時間はわずか5分39秒。試合後、ジムの先輩でK-スーパー・バンタム級王者の武居由樹(23)からは「お前やりやがったな」と祝福されたという。

それでも、ジムの古川会長からは「2試合目のバックスピンは相手が出したからから自分も出したもの。もっと考えて出せ、20点」と厳しい採点。これに江川は獲得したベルトの価値を高めるべく、3月のケーズフェスタに臨む姿勢を表した。「良い試合を見せられるよう、これから励んでいきたい」と、早くも王者らしい自信にあふれた目をみせていた。