NXT・UK女子王者里村明衣子(42)が5度目の防衛に成功した。ビー・プレストリーとして日本のスターダムで活躍し、NXT・UKでも「トップ・ガイジン」を名乗るブレア・ダベンポート(25)の挑戦を受け、丸め込みでフォール勝ちしてベルトを守った。

腕ひしぎ逆十字固めやアッパーカットを繰り出して試合ペースをつかんだ里村は、ダベンポートのカウンター・ハイキックを顔面に食らうと場外DDTやドロップキックを浴びた。スピニング・ヒールキック、スープレックス、DDTで反撃し、挑戦者のランニング・ニーやダブル・ストンプをしのぐと、気合十分のデスバレーボム2連打も成功させた。

必殺のスコーピオライジング(相手の片ひざに飛び乗りかかと落とし)は捕獲され投げ飛ばされ、エルボーなどで、ダメージを与えられたがフォールを2カウントで返すと、デスバレーボムをかわしたダベンポートの回転エビ固めを反転させて丸め込み、3カウントを奪った。

試合後、UK女子王座ベルトを掲げると、背後から負けたダベンポートのヒザ蹴り3連打で大の字になってしまった。里村は「(ダベンポートは)すばらしいんじゃないですか。ただね、リスペクトがないのよ。私が教えてあげますよ。ブレア、お前は私にかなわない」と忠告していた。