大相撲の元小結旭道山のおいでプロボクシング日本スーパーフェザー級1位の波田大和(25=帝拳)が10連勝でタイトル挑戦に王手をかける。10月1日、東京・後楽園ホールで開催される同級2位原優奈(28=真正)との日本同級挑戦者決定戦を控える。30日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、両者ともにリミット(58・9キロ)よりも100グラム少ない58・8キロでクリアした。

行司の父木村寿之介(55)から栄養面のアドバイスを受けていたという波田は「今回の減量は特にスムーズでした。体重計が壊れたのかなと思うぐらい順調に減って(栄養面の)効果なのかなと思う」と笑顔。最終調整では元日本同級王者佐川遼(28=三迫)や元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺卓也(33=DANGAN AOKI)ら実力者とスパーリングし「大収穫でした」と自身の成長を感じたという。

対戦相手は身長が5センチ高い176センチの原で5連勝中と好調をキープしている。波田は「思っていたよりも身長は高く感じなかった。明日はKOは狙っていない。勝てばいい。10連勝で次(のタイトル戦)は大丈夫と安心させるような試合にしたい」と強い決意をにじませた。