AKB48の53枚目シングル(発売日未定)の選抜メンバーを決める第10回世界選抜総選挙(6月16日)の開票イベント開催地が、名古屋市のナゴヤドームに決まったことが18日、分かった。ドーム球場での開催は15年の福岡・ヤフオクドーム以来2度目となる。

 開催地候補は国内外から公募され、高松や岡山、台北市など、国内外合わせ105の自治体や施設などから応募があった。昨年、沖縄の屋外会場で開催予定だった開票イベントが悪天候で中止になったことから、今年は屋根付きの会場であることが絶対条件とされ、収容人員や輸送設備も考慮された。

 運営会社がリサーチをした結果、3万人収容のナゴヤドームに加え、大分・別府市の別府国際コンベンションセンター(8000人収容)、福岡・北九州市の北九州メディアドーム(1万2000人収容)の3会場が最終候補に絞られていた。その中で、数々の大イベント開催の実績がある同会場に決定した形だ。

 同市は河村たかし市長が、地元SKE48の名古屋PR活動を高く評価しており、日ごろから「(SKEの)地域貢献に報いにゃいかん」と話していた。昨年11月、松井珠理奈(21)とのトークイベントでは「総選挙を名古屋でやればいいがね。お偉いさんに話をして誘致する」と約束。その後も陣頭指揮を執り、積極的な誘致活動をしていた。

 今年はSKE48が10月に結成10周年を迎える節目の年で、初の1位を目指す松井にとっては、これ以上ない追い風となりそうだ。