米人気俳優のジョージ・クルーニーらが、2013年に立ち上げた高級テキーラ事業を英酒造大手ディアジオに最大10億ドル(約1100億円)で売却することが分かった。ディアジオが21日発表した。俳優だけでなく、映画監督や脚本家としても活躍するクルーニーだが、事業家としても成功を収めた形だ。

 売却するのは、米国を中心に販売している高級テキーラのブランド「カーサミーゴス」。ディアジオはまず7億ドルを支払い、その後の業績に応じて最大3億ドルを支払う。世界的にテキーラの人気が高まる中、米国以外にも販路を広げる考えだ。

 ブランドはクルーニー、モデルのシンディ・クロフォードの夫で実業家のランド・ガーバーさんらが共同で立ち上げ、クルーニーの知名度も手伝って事業を拡大させてきた。3人は売却後もブランド運営に関わるという。