ドナルド・トランプ米大統領(71)がメラニア夫人(47)との結婚生活の間に、元プレイボーイ・プレイメイトらと不倫していたとの報道が浮上した。

 ニューヨーカー誌によると、トランプ氏は2006年から2007年にかけて9カ月間にわたり、元プレイメイトのカレン・マクドゥーガルと不倫。当時、トランプ氏はメラニア夫人と結婚してまだ2年も経っていない頃で、長男バロン(11)が誕生して数カ月後のことだった。

 同誌の記事によると、トランプ氏は大統領選挙前に、同時に複数の女性たちと不倫していたが、メディアに知られないように様々な工夫をしていたようだ。

 その最たるものは記事のもみ消しで、同氏は米タブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」の発行元であるアメリカン・メディア社のCEOと友人関係にあるため、同社が不倫に関するスキャンダル記事を買い取るなどの工作をしたという。

 マクドゥーガルはニューヨーカー誌の取材に対し、トランプ氏から口止め料として15万ドル(約1600万円)を受け取ったと明かした。米ウォールストリート・ジャーナル紙も今年1月、トランプ氏の弁護士が大統領選挙の1カ月前に、トランプ氏が2006年7月に性的関係を持ったポルノ女優に口止め料として13万ドル(約1380万円)を支払ったと報じた。

 ホワイトハウス側はトランプ氏の不倫を否定しており、先月、同紙に対し、「これらは使い古された報道で、記事にはなったが、選挙前に強く否定した」とコメントしている。(ニューヨーク=鹿目直子)