ジャニーズJrのニュースターを生んできたライブイベント「ジャニーズ銀座」が9年目を迎え、今年も4月29日から東京・日比谷のシアタークリエで上演される。22日、都内で行われた制作発表に顔をそろえたのはHiHi Jetと東京B少年の2ユニット11人。これまでの最年少、平均年齢15・8歳メンバーだ。

 今回のテーマは「ジャニカル」。HiHi-の猪狩蒼弥(15)によると「2、3日前にジャニー(喜多川社長)さんから『今回はジャニカルで行くよ』といわれました。普通ミュージカルは芝居に曲を付けますが、ジャニカルは、ジャニーズ・ソングに芝居を付けていく形です」という。

 得意のローラースケートを生かし「KinKi Kidsさんの曲を思いっきりやらせてもらいます」(高橋優斗)など、それぞれに構想を膨らませており、日替わりで演目が変わる。

 総指揮をとるジャニー喜多川氏は「才能あふれるメンバーがそろいました。彼らはみんな楽しんでいる。だから伸びる。僕からは何も言うことないよ。見てるだけ。たまに口出しすると逆に怒られちゃうから」と目を細める。

 ただ1人の中学生、東京B少年の金指一世(14)は「気持ちはみんなと同じ高校生のつもりで頑張ります」。那須雄登(16)は「東京五輪の年になってもまだ未成年が半数というメンバーです。でも、将棋の藤井聡太六段と同世代でもあるんですよ。そう考えたら今回のステージ挑戦もそんなに特別なことではないかもしれない」と落ち着いたところを見せていた。【相原斎】