鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)17日放送の第23話の平均視聴率が13・4%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は13・4%だった。最高視聴率は第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第23話は、京の吉之助(鈴木亮平)のもとへ一蔵(瑛太)が訪れ、反逆の罪で久光(青木崇高)が切腹を命じていることを伝える。有馬(増田修一郎)は納得がいかず、一蔵と喧嘩になったが、吉之助は川で鰻を捕まえ、ともに食べることで昔のようにはしゃぎ仲をとりもった。そして吉之助は捕らえられた。京に着いた久光に切腹を命じられた吉之助は、日本が変わるために久光自身が変わらなければならないと意見を述べたが、その言葉に逆上した久光は自分で斬ろうとする。側近の小松帯刀(町田啓太)の進言により矛を納めたが、吉之助と新八は島送りの刑に処され、薩摩へと戻ることになった。数日後、朝廷から京の街の取り締まりを命じられた久光は、寺田屋で決起しようとしていた有馬らを同じ薩摩藩士に斬らせた。

そして有馬らの闘死と信吾(錦戸亮)らの処罰を受けることを記した手紙が吉之助のところに届いた、という内容だった。