蒼井優(32)が3日、都内で、声優を務めたアニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」(石田祐康監督、8月17日公開)の完成披露舞台あいさつを行った。

 勉強熱心な小学4年生の「アオヤマ君」が、突如大量発生したペンギンの謎を解き明かすファンタジー。アオヤマ君はある日、歯科医院のお姉さんが投げたコーラの缶がペンギンに変身するのを目撃する。アオヤマ君の声を「バイプレイヤーズ」の北香那(20)がオーディションで勝ち取り、蒼井はお姉さん役を務めた。共演の西島秀俊(47)、竹中直人(62)も登壇した。

 蒼井はアオヤマ君と同じ小4の頃、自宅に赤いカチューシャと黒いワンピースを発見し、自分が「魔女の宅急便」の主人公キキかもしれないと疑ったという。「いつも家に誰かいたんですけど、ある日1人になったときに『今だ』と思って、ベランダでデッキブラシにまたがって『飛べ!』って。小4ってけっこう知識もあるはずなのに、子どもっぽい子どもでした」と照れながら振り返った。

 オーディションで役を射止めた北は、10歳の少年を声で演じた。「同世代の妹がいるので、授業参観に参加して、なんとなくつかんで臨みました」と、役作りの苦労を明かした。一方の蒼井は「難しい役だと思っていたら、お姉さんみたいなしっかりした役をオファー頂くことがあまりない。基本的に誰かに寄生している役が多かったので(笑い)、貴重な経験をさせていただきました」と話した。さらに「見終わった後に、遠く後ろに置いてきた時間、モノクロやセピアになっていた時間に色が戻った感じがしました。それに背中を押されて、試写会場を後にできました」と、作品の魅力を独自の言葉で表した。