映画「ラストエンペラー」などで知られるイタリア映画の巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が26日、ローマの自宅で死去したと、イタリアのメディアが同日、報じた。77歳だった。がんのため長く闘病生活を送っていた。
41年に同国パルマで生まれ、64年に「殺し」で監督デビューした。中国の清朝の最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の生涯を描き、坂本龍一が音楽を担当した「ラストエンペラー」は、88年アカデミー賞で監督賞、作品賞、作曲賞など9部門を受賞した。イタリアのファシズム崩壊を描いた「暗殺の森」(70年)など、政治に鋭く切れ込んだ作品も高く評価された。一方で、「ラストタンゴ・イン・パリ」では、大胆な性描写が世界中で物議の的となり、上演禁止となる国もあった。
晩年は腰を痛めて車いす生活を送っていた。12年に「孤独な天使たち」で現場復帰したが、これが遺作となった。11年にはカンヌ映画祭で名誉賞を贈られた。



