今月4日に63歳で急死した声優TARAKOさんが主人公まる子(さくらももこ)役を務めたフジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)が24日放送され、平均世帯視聴率が8・3%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・8%。

TARAKOさんが主人公まる子(さくらももこ)役を務めた最後の放送となり、「みんなに幸せいっぱい、きますように!春のお楽しみ1時間スペシャル」と題して放送された。ラインアップは「『ぜんぜん知らない親せきの人』の巻」「『さくら家に謎の影!?奴の名はG』の巻」「『たまちゃんのゆううつ』の巻」「『まる子、水の味がわかる?』の巻」の4本立て。「『まる子、水の味がわかる?』の巻」はTARAKOさんが出演した最後の新作となった。

また、TARAKOさんと番組の歴史を振り返るように、この日の番組オープニングは渡辺満里奈の「うれしい予感」が使用された。95年1月8日から96年5月26日まで使用されていた。作詞はさくらももこさん、作曲は大瀧詠一さん。さらにナレーションはキートン山田、お姉ちゃんの声優で16年に亡くなった水谷優子さんが務めた回もあった。

番組放送後、「#ちびまる子ちゃん」がX(旧ツイッター)でトレンド1位に上りつめた。「オープニングから泣けた」などと書き込まれていた。