東京オリンピック野球競技の米国代表で、30日のイスラエル戦で勝利投手となったジョー・ライアン(25=ツインズ傘下マイナー)が、スリランカで作られた日本のSSK社製のボールを絶賛した。

同投手は東京五輪で使用されているSSK社製のボールについて「世界最高のボール」「素晴らしい」「完璧な製品」などと話し、SSKのボールを米国でも使うべきだと主張。「打者も良いと言っているし、僕もあのボールを投げるのが大好きだ。すべての投手がそうだと思う。ボールに異物をつける問題も解決できると思うし、今まで触ったボールの中で最高だ」と称賛の言葉は止まらなかった。

米MLBではローリングス社のボールが使われているが、日本のものと比べて滑りやすい。そのためボールを滑りにくくする粘着物質の不正使用が長年“黙認”されてきた。だが大リーグ機構側が取り締まりを強化する方針を示し、これに対してツインズ前田、パドレス・ダルビッシュらMLBで活躍する日本人投手たちがボールそのものが問題だと指摘していた。