ホーム 東京オリンピック2020 テニス ニュース RSS 大坂なおみ五輪会場で初練習 22日組み合わせ決定、第2シードから金狙う [2021年7月20日8時52分 ] 通知ON 通知OFF 日刊スポーツをGoogleでお気に入りに追加 練習で汗を流す大坂(撮影・鈴木みどり) 東京オリンピック(五輪)のテニス女子シングルス代表の大坂なおみ(23=日清食品)が19日、会場の東京・有明テニスの森公園で初練習を行った。うつ状態に悩まされていると告白して全仏オープン2回戦を棄権するなど大会出場は約2カ月ぶり。「出場できることに誇りを持っている」と、熱い思いを持っている初の五輪に向けて、気温33度の蒸し風呂状態の中で約1時間汗を流した。 ◇ ◇ ◇ギラギラした太陽が照りつける中、大坂が五輪会場で始動した。有明テニスの森公園が蒸し風呂のような暑さになってきた午前11時頃、オレンジ色の派手なシャツに黒のスパッツ、ピンクなどの鮮やかな色で編み込んだ髪形でセンターコートに登場。「TOKYO2020」の文字が入ったバックフェンス前で、武器である豪快なストロークを放つなど約1時間汗を流した。約2カ月ぶりの大会出場となる。5月の全仏開幕前、自身のSNSで精神的負担などを理由に記者会見の拒否を宣言した。1回戦を勝利後には、会見を拒否し罰金1万5000ドル(約165万円)を科された。うつ状態に悩まされていることを告白し、2回戦は戦わずに棄権。続くウィンブルドンは欠場した。拠点を置く米国で短い休養を取った後、ハードコートでしっかり練習を積んできた。17日早朝にフィセッテ・コーチ、中村トレーナーとともに日本に到着。18日は時差調整などで休憩し、この日から始動する形となった。練習後は日本代表の吉川コーチ、ツアーに同行するフィセッテ・コーチらと談笑し、水分補給ですいかを口にするなどリラックスした様子だった。大坂にとっては念願の五輪初出場となる。13年に20年夏季五輪の東京開催が決定して以来、「地元の五輪で金メダルを取るのが最大の夢」と言い続けてきた。テニス界は欠場者が相次ぐ中、「五輪に出るためなら、2週間の隔離も受け入れる」と、日の丸をつけた戦いに熱い思いを持っている。6日には、日本選手団の結団式に合わせて「日本代表として出場できることに誇りを持っております。五輪は全力を尽くします」とのコメントを発表した。22日には組み合わせが決まり、競技開始は開会式翌日の24日から。第2シードとして金メダルに挑む。<女子テニス展望>コロナ禍の厳しい行動制限に高温多湿の中、誰が頂点に立つのか。17年から21年の5年間で、4大大会に複数回優勝したのは4回の大坂、2回のハレプとバーティと、わずか3人だけ。10人の4大大会初優勝者が生まれたほど、争いは混迷だ。今回のハードコートの4大大会だけで見れば、大坂が4回優勝と圧倒している。高温多湿も、最近まで米フロリダ在住で慣れているため、大坂に有利に働く可能性は高い。課題は2カ月弱ほど実戦から離れた試合勘。それと、全仏の出来事から、どのぐらいメンタルが回復しているかだ。女王バーティも難敵だが、3位のサバレンカは、パワーヒッターで、一発があるだけに怖い。20年全仏優勝のシフィオンテクも、早々と日本に入り、事前合宿地の高崎で練習に励んでおり、準備は他の選手よりも万全だ。【吉松忠弘】