ガンバ大阪の元日本代表MF遠藤保仁(40)が、楢崎正剛(名古屋=GK、18年限りで現役引退)に並ぶJ1通算最多出場記録の631試合を達成した。

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-ついに記録に並んだ

遠藤 これだけ試合に出る大変さは、僕と正剛さんしか分からない。正剛さんに並ぶことができて光栄。21年(連続開幕先発記録)はそんなに興味はないが、選手である以上先発で出たい。試合に勝ったんでうれしい。

-プロデビューした会場

遠藤 巡り合わせがいいのか、運がいいのか。感慨はなかった。普通にマリノスを倒すだけだった。そんな中でチームで球を回す時間は少なかった。先に点を取って、少し引くことが出てきて、それでも支配率は上回りたい。反省するところ多いが、こうなることも予想していた。

-途中でシステムを変更した

遠藤 相手9番(マルコス・ジュニオール)が運動量が多く、横に動く。そこに僕がついて行ったら(中央の)スペースがあく。最初は僕だけだったが、井手口もいた方がいいということで、システムが(ダブルボランチに)変わった。(宮本監督に進言したのは)言えるか、言えないかの勇気の問題。去年も自分たちで判断するのが少なかった。選手から発信してもいい。実際、やるのは選手で、また1歩成長したと思う。僕だけで判断したわけでない。その方が後ろも守りやすい。開幕で勝って自信になる。

-1年目のころ、こんな姿が想像できたか

遠藤 できなかったし、途中も(想像は)できなかった。

-今後、いつまでプレーするのか

遠藤 それは自分が聞きたい。充実したサッカー人生を送りたいし、いい準備をしていかないと、若い選手も出てくる。それに負けないように。サッカーが好きだし、目の前に敵がいれば負けたくない。チーム内での競争もある。負けたくない気持ち大きい。(横浜FCの中村俊輔もピッチに立ち)経験豊富な選手がピッチに立って、活躍すると刺激になる。