鹿島アントラーズはFWエヴェラウドの今季第13号でサンフレッチェ広島を下した。

後半31分、MF遠藤が中盤でボールを奪うと、パスを受けたMF三竿が前線へ大きく蹴り出した。エヴェラウドは落下点へ走りながら、ゴール方向に向かって胸でトラップ。マークに付いていた相手DFと入れ替わると、スピードそのままゴールに迫り、相手GKの頭上を狙ったシュートで決勝点を決めた。

「日本で決めた得点の中でいちばんきれいだった。チームとしてのいい得点だった」とエヴェラウド。ボールを奪ったあと素早く縦に展開するのがチームの狙いだったという。得点後は、4歳の息子ピエトロ君に頼まれたという、ユベントスFWロナウドをまねしたパフォーマンスも披露。昨季のチーム内得点王MFセルジーニョ超えとなる13点目で、得点ランクも単独2位に抜け出した。

見事なフィードで得点を演出したMF三竿は「エヴェならなんとかしてくれると思って、滞空時間長めのボールを入れた。狙い通りです」とほおを緩めた。

ザーゴ監督は今季最後の5連戦を4勝1敗で終え、「選手が勝ち取ったすばらしい勝ち点3。選手をたたえたい」と胸を張った。