男子砲丸投げの田村凪(なぎ、開志国際3年)が、新潟高校新記録の17メートル53の快投でV2を決めた。5日の新潟医療福祉大記録会でマークしたばかりの同記録を25センチ更新した。
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17メートルラインを大きく越えた砲丸は、鈍い音を立てて土を削った。自身の持つ県高校記録更新を目指して挑んだ田村の6投目。最終投てきで狙い通りの17メートル53を刻んだ。両腕を突き上げて喜びを表した一方で「まだ押せるという感覚があった。物足りない」と満足感はなかった。
今季は、投げるたびにキャリアハイを塗り替えてきた。2日の地区大会で自己新の16メートル99をマーク。5日の新潟医療福祉大記録会では県高校新の17メートル28を投げた。そしてこの日は、昨年のインターハイ優勝記録16メートル53を1メートルも上回る快投。「メンタル面でも競技の面でも負けない」という今年の目標を有言実行する。
その土台は「食トレです」。1回の食事で8合の白米を食べて体作り。入学時115キロだった体重は、124キロまで増えた。ベンチプレスは150キロ、スクワットは220キロを上げる。そのパワーを、1年冬から取り組む回転投法にいかに生かすか。ここまで結果は出ているが「技術は足りない。上半身と下半身がバラバラの時がある」と向上心はまだまだ尽きない。
胎内市の学校から新潟市の実家に帰る前に新潟市陸上競技場で練習するなど、努力の虫の目線は高い。「全国で18メートル台を出したい」と、インターハイの大会記録18メートル74を見据えた。【涌井幹雄】
◆田村凪(たむら・なぎ)2006年(平18)10月6日、新潟市生まれ。陸上は上山中2年の夏から始め、砲丸投げ一筋。3年夏の全中は4位。高校では2年で出場した昨年のインターハイで12位。170センチ、124キロ。血液型O。
▽男子砲丸投げ決勝 (1)田村凪(開志国際)17メートル53=大会新、県高校新(2)石川嶺(同)14メートル13(3)田辺琉輝(新潟産大付)13メートル61

