ラグビー、トップリーグの神戸製鋼は30日、20年度の新体制を発表した。

共同主将には元日本代表SH日和佐篤(33)、ロックのトム・フランクリン(30)が就任。ウェイン・スミス総監督(63)、デーブ・ディロン・ヘッドコーチ(45、HC)の体制は継続となる。20年シーズン限りで退団した元ニュージーランド代表SOダン・カーター(38)、SHアンドリュー・エリス(36)はアドバイザーとして支えていく。

また、チームは「ジュニア・ジャパン」の共同主将を務めたBK李承信(り・すんしん、19)の加入も発表した。大阪朝鮮高時代に高校日本代表にも名を連ね、帝京大では1年時から公式戦に出場。ジュニア・ジャパンとして出場した「パシフィック・チャレンジ」(今年3月、フィジー)では優勝を果たした。関係者によるとその際に海外留学の必要性を感じ、大学を退学したという。

だが、新型コロナウイルスの影響で留学が困難となり、兵庫県ラグビースクール出身の縁で神戸製鋼がトレーニングの場を与えていた。依然見通しが立たないことから、このたび入団が決定。チームはスーパーラグビー(SR)のチーフス(ニュージーランド)と提携している。

李は神戸製鋼を通じて「加入できることをうれしく思います。コベルコスティーラーズの一員として、1日でも早くチームに貢献できるよう日々努力し成長していきたいと思います。よろしくお願い致します」とコメントした。