18年平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)代表の田中刑事(25=倉敷FSC)が77・00点を記録し、3位につけた。友野一希(同大)が83・62点で首位に立ち、山本草太(中京大)が77・07点で2位につけた。

田中は昨季から継続するプログラム「ヒップヒップ・チンチン」を演じ、3回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3回転フリップ-2回転トーループのジャンプを全て着氷。8月の練習で痛めた右膝の影響で4回転は回避し「自分のケガの状況だったり、調子もよくなかったので、緊張に緊張をかけたような感じでした。ケガを徐々に治してきている状況で、その中でできることをやっている」を冷静な口調で振り返った。

フリーは31日。9月の中四国九州選手権からジャンプ構成を上げる予定といい「自分の中のギリギリを攻めていけるように頑張りたい」と意気込んだ。【松本航】