日本が運動機能障害BC3のペアで英国に3-4で惜敗した。

 高橋和樹(37=自立生活センターくれぱす)と松永楓(22=チーム心)の男女チームで戦い、第2エンドにまでは3-0とリードしたが、第3エンドに一気に同点にされ、最終第4エンドに1点を失った。

 「第3エンドが大事だったですね。早いうちに2球を使ってしまって、相手が距離感を変えてきたのに対応できませんでした」と、高橋は試合の分岐点を振り返った。ただ、高橋が相手のボールをはじいてスペースをつくり、松永が目標のジャックボールに寄せていくという、お互いの長所を生かした戦い方は機能していたという。

 「明日ももう1試合できるので、立て直して勝てるように頑張ります」と高橋。19日にも同じカードが予定されている。 

 ◆ボッチャ 目標の白いボール(ジャックボール)に向かって赤と青のボールを1エンドで6球ずつ、投げたり、転がしたり、他のボールにぶつけたりしながら、自分のボールを目標に数多く近づけることで得点を争う。カーリングに似ているが、目標のボールが移動することが最大の違い。重度の脳性まひ者、同程度の四肢運動機能障がい者のために欧州で考案された。男女の区別はなく、4つのクラスに分かれて個人、団体戦(2対2のペア、3対3のチーム)が行われる。ペアは4エンド制。