男子走り幅跳び(上肢障害T47)で芦田創(24=トヨタ自動車)は銅メダルに終わった。今季ベストの6メートル88をはじめ、80台のジャンプを4本そろえる安定感を発揮したが、中国、インドネシアの選手に及ばなかった。

20年東京と同様にT46クラスとの混合で実施された。優勝した中国人選手はT46で、記録は世界歴代2位の7メートル53。「ショックです。本当は自分があの記録を出したかった。このような大会でドカンと7メートルオーバーの記録を出せないと話にならない」。

今季はコンスタントに6メートル80台をマークし、パラリンピックのファイナリストになる力は蓄えた。自己ベストは昨年3月の7メートル15。20年東京では世界記録(7メートル58)を更新しての金メダルを目標に掲げるが、「今より1段階、2段階上げていかないと、自分の目指す位置にたどり着けない」と危機感を漂わせながら2年後へのジャンプアップを誓った。