男子テニスで、世界7位の錦織圭(26=日清食品)がてこずりながらも3回戦に進出だ。初対戦で同74位のミルマン(オーストラリア)に7-6、6-4でストレート勝ち。次戦は同121位のマルティン(スロバキア)と対戦する。同117位のダニエル太郎(23)も勝ち、日本男子が16強に2人以上入るのは、88年ソウル五輪でテニスが正式競技に復帰して以来初めて。

 第1セット2-5、タイブレークも0-4。第2セットも2-4と錦織は3度のリードを許した。しかし、その度にギアをアップ。終わってみればストレートで下し「最初はショットが決まらなくて焦ったが、最後は安定してプレーできた」と、勝利の瞬間、右手を突き上げた。96年ぶりのメダルへまた1歩近づいた。