1組に登場した木村文子(エディオン)は、13秒25で7着に終わり、予選敗退となった。

24歳で出場した12年ロンドン・オリンピック(五輪)以来2大会ぶりの出場。「タイムは残念かもしれないが、9年前の自分と比べると五輪に出て成長させられていると感じた」と振り返った。

ロンドン五輪では代表は木村1人だけ。長い間先頭に立って引っ張ってきた。「今回は青木さんと寺田さんと一緒に出られて、すごくうれしかった」と語った。

また、3組に登場した初出場の青木益未(27=七十七銀行)も13秒59で準決勝進出はならなかった。途中でリズムを崩し、本来の走りができなかった。

「自分で走っていても良くないことは分かっていた」

左足のケガと闘いながらのシーズンだった。「ケガしてから多くの人が時間を割いてくれていたので、思いっきりいこうと思った」。

本来は24年パリ五輪に照準を合わせていたが、東京でも出場することができた。「ずっとパリだと思っていたが思ったよりも早く走れるようになった。今大会出られた自分を褒めて、次また頑張れたらいいかな」と3年後を見据えた。