五輪女子最多の金6、銀3の通算9個のメダルを獲得している陸上界のレジェンド、アリソン・フェリックス(35=米国)が、女子400メートル予選3組1位で準決勝進出を決めた。

スタートから持ち味の大きなストライドで加速。ラスト100メートルをトップで通過すると、あとは軽く流してゴールを駆け抜けた。

初出場の04年アテネ大会から五輪5大会連続出場。世界選手権でも実に12個の金メダルを手にしている。若い頃は200メートルや100メートルをメインとしたが、年を重ねて400メートルをメインにした。31歳で出場した前回リオデジャネイロ五輪でも400メートルリレーと1600メートルリレーで金、400メートルで銀メダルを獲得した。

東京五輪を最後の舞台と公言している。母親になって初めて臨む五輪で、通算10個目のメダル獲得を目指す。