世界ランキング1位の“フクヒロ”こと福島由紀、広田彩花組(丸杉Bluvic)が同11位チョウ、リー組(マレーシア)に17-21、21-15、21-8で逆転勝ち。A組通算2連勝とし、決勝トーナメント進出に大きく前進した。

6月の合宿中に右前十字靱帯(じんたい)を痛めた広田は、この日もサポーターを何重にも巻いて試合に臨んだ。「(東京五輪のコートに)立てないんじゃないかと1度は思ったところから、ここまで回復することができた。2人でコートに立てているのが本当に幸せ」と話す。

第1ゲームを落とす苦しい展開を跳ね返し、競り合いを粘り強くものにした。福島は「相手がノリノリで、我慢するしかない勝負だった。2人らしく長いラリーから攻めていけた。そこはすごく良かった」と満足そうだった。