元ヤンキース広報の広岡勲氏(54)が東京五輪・パラリンピック組織委員会のベニューメディアマネジャー(野球・ソフトボール担当)に就任することが15日、分かった。会場におけるメディア運営統括を行い、管理業務を指揮する。同氏は松井秀喜氏の要請で、日本人初の球団広報として03年にヤンキース入団。その後もエンゼルス、アスレチックス、レイズの米大リーグ4球団で広報兼環太平洋担当を10年務めた。13年WBCでは侍ジャパンの広報統括を担った。

現在は江戸川大教授、読売巨人軍アドバイザー、日本相撲協会理事補佐・危機管理担当を兼務し、多岐にわたり、活躍している。広岡氏は「3年前に要請を受けた。プロ野球は公式戦を中断し、一丸となって五輪に臨む。近い将来、野球とソフトボールが五輪の正式種目に定着できるよう尽力したい」と意気込んだ。