韓国が1日のドミニカ共和国戦に続く“サヨナラ勝利”で準決勝進出を決めた。9点リードの7回に途中出場の金慧成内野手が適時打を放ってリードを10点に広げ、規定によって7回コールド勝利となった。

前夜にサヨナラ勝利した勢いそのままに、韓国打線が序盤から爆発した。

初回に3番李政厚外野手の犠飛で先制。98年から01年まで中日に在籍した李鍾範氏の息子で名古屋生まれの22歳が、きっちりと最初のチャンスを得点につなげた。2回には7番呉智煥内野手(31)がバックスクリーンへ2ランを放った。

5回の守備では2番手でサイド右腕、崔源峻投手(26)がマウンドに上がると急に強い雨が降りだし、制球を乱して押し出し四球を与えて1点を返された。しかし、雨が上がったその裏に前夜にサヨナラ打を放った大リーグのオリオールズ、フィリーズでもプレーした金賢洙外野手(33)の今大会2号2ランなど打者10人の猛攻で7得点を奪い、5回までに15安打10得点と試合を決めた。

猛攻をけん引したのは2番DHでスタメン出場した左打ちの姜白虎内野手(22)。4打数4安打2打点で、安打は全て中堅から逆方向に放った。侍ジャパンの村上宗隆内野手と同学年の好打者の活躍が光った。

4日の準決勝では、午後7時開始予定の日本-米国戦の勝者と戦う。