東京オリンピック(五輪)開閉会式の音楽を担当している小山田圭吾氏(52)が19日、別名義のソロユニットとして活動するコーネリアスのツイッターを更新し、楽曲担当を辞任することを表明した。

投稿した全文は以下の通り。

 

この度の東京2020オリンピック・パラリンピック大会における私の楽曲参加につきまして、私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。

関係各所に調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました。

皆様より頂きましたご指摘、ご意見を真摯に受け止め、感謝申し上げると共に、これからの行動や考え方へと反映させていきたいと思っております。

この度は、誠に申し訳ございませんでした。

小山田圭吾

7月19日

 

小山田氏は90年代の雑誌2誌のインタビューを受ける形で、学生時代の障がい者らへのいじめを告白。14日に開閉会式への参画が大会組織委員会から発表された後、取り沙汰され、16日にはツイッターに謝罪文を投稿していた。一方で辞意向は示さず、組織委も「現在は高い倫理観を持って創作活動に取り組んでいる」「このタイミングなので」などと擁護していた。

その後も沸騰する批判は収束することはなく、開会式4日前にして政府側も不快感を示していた。最終的には、起用した組織委が責任を取るような解任ではなく、本人の辞任という結末となった。