3位タイに並んだ7人での壮絶なプレーオフを、潘政■(■は王ヘンに宗)(ハン・セイソウ、台湾)が制し銅メダルを獲得した。

通算15アンダー、269で、潘のほか、日本の松山英樹(29)、モリカワ(米国)、マキロイ(アイルランド)、ケーシー(英国)、ペレイラ(チリ)、ムニョス(コロンビア)の7人が並び、プレーオフへ。松山とケーシー(英国)が1ホール目をボギーとして惜しくも脱落すると、5人となった2ホール目は全員がパー。

3ホール目ではモリカワと潘がバーディー。その他の選手がパー以下に終わったため、銅メダル争いの行方は2人に絞られた。

そして迎えた4ホール目。モリカワは第2打をバンカーへ打ち込み、ボールは目玉に。これが響いてボギーとし、対する潘はパーセーブ。この結果、約1時間半、4ホールにおよぶプレーオフを勝ち抜いた潘が銅メダルをつかみとった。

 

◆プレーオフのやり方 五輪特別レギュレーションとして3位で並んだ7人を3人と4人の2組に分けて行う。まずはモリカワ、ペレイラ、ムニョス、潘政■(■は王ヘンに宗)の4人がプレーし、その次に松山、マキロイ、ケーシーの3人がプレー。コースは18番を使い、決着しなければ、10番、11番とコースを移して行う。それでも決まらなければ再び18番から同じ3ホールを繰り返す。先にプレーした組はうしろの組の結果を待って次のコースへと移る。五輪は前回のリオ五輪から112年ぶりに競技に復活し、同大会では男女ともにプレーオフにもつれこむことなく順位が決まった。